営業職に向いていない人の性格や特徴とは?辞めたい時の対処法も解説
営業職として頑張っているものの、なかなか成果に結びつかなかったり、大きなストレスを抱えたりする人も少なくありません。
「自分は営業に向いていないかもしれない」「営業職を辞めたい、転職したい」と考えている人向けに、営業に向いていない人の特徴や性格、営業職を続けるか悩んでいる時の対処法などについてまとめて解説します。
営業職の具体的な仕事内容
自分が本当に営業職に向いているか、もしくはあまり向いていないのかを判断する前に、まずは営業職の仕事内容や業務的な特徴を理解することが重要です。営業の基本的な仕事内容を順に解説します。
見込み顧客の選定と決定
営業職の役割は、会社が取り扱う製品やサービスといった商材を販売することです。販売先の顧客を見つけるために、まずは商材をアピールすべきターゲットを決めてから、具体的な営業活動に入ります。
商談を行う見込み顧客は、飛び込み営業などでの新規開拓のほか、顧客側から問い合わせがあったケースや、過去に取引のある顧客のリストなどさまざまな接点から見つけ出すこととなります。具体的な営業手法については後ほど解説します。
ターゲットをある程度まで絞り込んだ後、アプローチする具体的な顧客を選定し、決定します。
商談のアポを取る
顧客に対して、売り込む商品のメリットや魅力、課題や悩みをどう解決できるかなどを説明し、購入や成約につなげるための機会が商談です。商材への興味や関心が高まっている顧客には、商談のセッティングを行います。商談のセッティングでは顧客の都合の良い日時を事前に聞き、アポイント(アポ)を取り付けます。
商談を行い見積もりを作成する
アポを取った日時には、顧客のもとを訪れ対面形式で、もしくはオンライン環境にて商談を行います。商談では商材の魅力やメリットなどを説明するだけでなく、予算面の情報も事前に提示することが必要になります。そのために見積もりも作成しておきます。
商品を受注する
商談を経て、顧客から契約内容や費用面での了承を得られたら、商材を顧客の元へ届けるための受注処理を行います。顧客の希望するサービス内容や仕様、納期などに応じて商材を受注します。
商品を発注する
社内へ商材の発注を行います。発注作業は関連部署との連携が必須です。たとえばメーカー企業の場合、営業担当者と製造部門や生産管理部門が連携を取り、顧客の希望する納期や仕様の製品を届けるために製品の納期調整や生産計画の相談などを行います。
納品を行う
発注した商材が顧客の希望通りに届くように手配を行います。万が一の配送トラブルや遅延、納品した品物や数量の間違いなどのトラブルが発生した場合も、営業担当者が迅速に対応します。
請求を行う
顧客へ販売した製品やサービスの代金を回収するための請求を行います。請求方法もあらかじめ顧客との商談や見積もり作成の段階で決めておきます。
アフターフォローを行う
営業担当者は、顧客へ商材を納品してしまえば役割は終わり、というわけではありません。商材購入後の顧客にはアフターフォローを行います。購入した商品の不具合はないか、使用方法などで不明点はないかなど顧客へのヒアリングやフォローを行うことで、顧客との信頼関係を構築していくことが重要です。アフターフォローによって顧客との関係を継続し、顧客が追加で別の商材を購入したり、サービス利用の契約期間を延長したりといった、さらなる利益につなげます。
営業職に向いていない人の特徴・性格

営業職はその業務内容や仕事の特徴から、求められるスキルがあります。そのため、性格や考え方、心がけなどの違いによっては、営業職にどうしても合っていない、という場合もあるでしょう。営業職に向いていない可能性がある人に共通する、特徴や性格を解説します。
人からの評価を必要以上に重視しがち
人からの評価を気にしすぎてしまうと、社内の同僚や上司、先輩から良い評価をもらうことだけを重視して、営業職の仕事を進めてしまいがちになります。本来、営業職として大切となる顧客の課題解決やニーズの充足といった点を仕事の第一目的と考えられないため、ときとして押し売りなど無理やりなアプローチも増えてしまって成果に結びつきにくくなったり、ノルマで過度のプレッシャーを感じてしまってうまく営業活動を進められなくなったりする可能性も高いでしょう。
評価がモチベーションにならない
逆に人から評価されたい、出世したいという意欲が極端に少ない人も、営業職には向いていない可能性があります。評価や出世がモチベーションにつながらず、積極的に成績を上げようという心がけや行動ができないためです。営業職での成果がなかなか出せず、営業現場での居心地が悪くなることもあるかもしれません。
問題の本質を見抜けない
顧客が商品を購入したり、サービスを契約したりという時点ではゴールではなくスタートであるといえます。営業職では売った商品を通じて質の良い顧客体験を提供することで、購入や契約の継続につなげ、利益を得ることも仕事に含まれます。問題の本質を見抜けない人は、短期的な成果を上げることばかりを重視し、顧客のアフターフォローを怠るなどで長期的な成果が出せない可能性が高いでしょう。
考え方が短絡的、目の前のことしか見られない
考え方が短絡的な人や、目の前のことしか考えられない、見られない人も顧客との信頼関係構築や、長期的な成果を出すことが難しいでしょう。アポイント数や契約数などの目の前の成果のみを追い求めてしまいがちになります。
行動基準が「周囲と同じ」
「周囲と同じことをしていればいい」と考えがちな人は周りと同じ行動しかできません。たとえば先輩や同僚などの行動を、意図や目的を理解しないままただ真似ていたのでは、営業活動で成果が出せないときにも自身の改善点が把握しづらくなります。自分が何か新しいことをやろうとするときにも懐疑的となってしまうでしょう。
業務改善や効率アップを目的に営業活動を見直そうとしても、周りの人と違ってしまうという理由で実際の行動にはなかなか移れない、という人も多いかもしれません。
正解に対して柔軟な考え方ができない
顧客の持つ課題や悩みは顧客個人や企業によってさまざまです。中には解決方法が一般的なものではない場合もあるかもしれません。一般論が常に正解、と決めつけてしまうと結局顧客の課題解決ができず、顧客の満足にはつながらないため、思うような成約につながらないこともあります。考え方を柔軟に変えられない、凝り固まった思考をしがちな人は営業には不向きと言えるでしょう。
数字を追うことにストレスを感じる
営業職には売上目標やノルマ数などのクリアすべき数字が付きまといます。数字をやる気やモチベーションと捉えられない人は、目標やノルマ数からストレスだけを感じてしまうでしょう。
拒絶に対する耐性が低い
営業は売り込みをしても断られるのが当たり前です。断られるたびに気分が落ち込んでしまう人、メンタル面が弱い人などは、根気よい営業活動を続けることが難しいでしょう。
相手の要望をすべて受け入れてしまう
いわゆるイエスマンと呼ばれる、断る勇気を持てない人も営業には向いていません。顧客の希望や要望をすべて受け入れてしまうと、たとえ成約が得られても結局、企業の利益度外視という結果になってしまうことがあるからです。
決まった手順ややり方に従わないと仕事ができない
営業は販売手法、アプローチの方法、ターゲットにする顧客など含め、一定の方法があるわけではなくすべて自由ともいえます。「こうすれば絶対売れる」という定石もありません。自分で試行錯誤をしながら自分なりの、自分に向いている必勝パターンを確立する必要があるため、あらかじめ定められた手順通りでしか仕事をこなせないという人には、営業は向いていないと言えます。
初対面の人とうまく話せない
営業職はその業務上、初対面の人との対話が前提です。初対面の人とはまったく会話ができない、萎縮してしまうというタイプの人にはなかなか難しい役割となるでしょう。
自分の意見を伝えるのが苦手
顧客へ最良の提案をするためには、商品のメリットだけでなく、相手の潜在的な課題や、相手が考えの及んでいない部分などを指摘することも、ときに求められます。自分の意見を上手に相手へ伝えられない人は不向きと言えるでしょう。
見た目を気にしない
ターゲットとした顧客に話を聞いてもらうには、まずは第一印象で信頼感を持ってもらうことが肝心です。清潔感がない、身なりが汚いといったように見た目をまったく気にしない人は、第一印象が悪くなってしまい、顧客からの信用を得られません。
マルチタスク処理が苦手
営業職では複数の顧客とのやり取りや複数業務を並行し、限られた時間でこなす必要があります。計画を立ててマルチタスクをこなしたり、必要に応じて計画を柔軟に変更したりといったことも求められます。違うことを並行して行うことが苦手な人は、必然的にノルマ達成に近づけず、営業として活躍することが難しくなってしまうでしょう。
まめな連絡を取るのが億劫
顧客からの問い合わせやクレームなどに対しては、スピーディな対応が必須となります。こまめな連絡ができない人は、顧客を不安にさせてしまったり、クレームの度合いを増幅させてしまったりということも多くなるでしょう。
感情を表に出してしまう
顧客からきつい言い方をされたら逆上する、無茶な要望に対して「無茶だ、無理だ」などと本音を出す、といった態度は企業の顔として厳禁です。感情が表に出やすい人は、営業職としての成果を上げることが難しいでしょう。
人の気持ちを汲み取れない
「〇〇したい」「これがほしい」といった本音を単刀直入に言ってくれる顧客は少ないといえます。人の気持ちを汲みとったり、探りだしたりといったことが苦手な人は、顧客の潜在的なニーズや課題を発掘して提案することがなかなかできないため、営業で成果を出すことが難しいでしょう。
アピールが苦手
営業職は製品やサービスを売る役割であるため、自社の製品や商材の良いところやメリットをしっかりアピールできなければいけません。
うるさい環境や、話しかけれられながらの作業ができない
静かな環境でないと集中して仕事ができない、という人は営業職には向いていないといえます。外出先はもとより、社内であっても誰かが常に話していたり、自分が考え込んでいるときに話しかけられたり、といったように周りが騒々しい環境で業務を行う機会が多いためです。
過程も評価対象だと思っている
営業は成果主義のため、どれだけ努力しても成果につながらなければ、一般的には評価を得られません。過程に必要以上のポリシーを持っていたり、過程こそ大切な評価対象であると考えている人は、会社から求められている役割とミスマッチになってしまい、モチベーションが下がってしまいがちです。
自己管理ができない
営業職は1日にこなす業務の量も多く、とにかく忙しい役割です。スケジュールや体調などを自身できちんと管理する力が求められます。自己管理ができない人は、体調を崩したり、スケジュールの調整ができなかったりなどで、商談の機会を失うことが多くなるかもしれません。
考え方が後ろ向き
ネガティブに考えすぎて、常に自分に自信を持てないというタイプの人は、説得力のあるアピールやプレゼンもできません。また、過ぎたことを考えすぎてしまうと失敗を引きずりやすいため、顧客に断られたあとになかなか次に進めないということもあるでしょう。
営業職に向いている人の特徴や性格

営業職に向いていない人もいれば、逆に営業職に向いている可能性が高い人もいます。具体的な特徴や性格を解説します。
▼営業職に向いている人の特徴や共通点は、以下の記事でも詳しく解説しています。
営業に向いている人の特徴や共通点とは?営業職として成功するためのポイントも解説
人のために行動できる
普段から他人の世話を積極的にしているという人や、自分の利益ではなく人の幸せや喜びに対して行動ができる人は、顧客の課題解決や満足度向上に対して大きなやりがいを持てます。
コミュニケーション能力が高い
初対面でもすぐに打ち解けられる人は顧客にも信頼されやすく、「まず話を聞いてみよう」という方向に持っていける可能性が高いでしょう。また、話し上手なだけでなく聞き上手な人は、顧客の悩みや潜在的なニーズもヒアリングによって掘り出しやすいため、継続的な関係も構築しやすいでしょう。
駆け引きがうまい
お互いと自分との妥協点を見つけたり、目指すゴールに導いたり、といったことが得意な人や交渉力が高い人は、商談でも自社の利益を確保しつつ確実な成果を出せるでしょう。
物事の本質を見抜ける
物事の本質を見抜ける人は、顧客が潜在的に持っている課題やニーズも発見しやすいでしょう。さらに発掘した課題を解決できる能力もあると、成果につながります。
人の顔や情報を覚えるのが得意
多くの顧客と接する役割であるため、顧客管理能力は必須です。人の顔や情報をすぐに覚えられる、ずっと記憶できるという人は例えばしばらく取引がなかった顧客でもすぐに思い出せるため、久しぶりの接触時にリピーターに引き戻しやすいといえます。顧客ごとの好みや傾向を覚えていると、新商品が出たときの提案などもしやすいでしょう。
自己管理ができる
体調管理やストレス管理が得意な人やスケジュール管理ができる人は、多忙になりやすい営業職でもいつも高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高いでしょう。
行動力が高い
営業職は商品の売り込みや顧客の購入意識の引き出しなど、自分自身で能動的に行動することが成果に結びつきやすい職種です。常に積極的に動けたり、新しいことに挑戦できる瞬発力があったりする人は、営業職に向いています。
営業の職種の観点から見る向き・不向きの傾向

「自分は営業に向いていない」と思った場合でも営業職の種類によっては向いていることがあるかもしれません。営業の種類別の向き不向きの傾向を解説します。
▼営業職の役割、仕事内容、種類については以下の記事で詳しく解説しています。
https://www.9e-career.com/column/sales/article00023/
個人営業
個人営業とは、一般消費者や小規模団体、個人事業主などを顧客として、商材を販売する営業職です。顧客との距離が近く、顧客から直接感謝の言葉を伝えられることもあります。柔軟な営業活動がしたいという人や、お客様からの感謝や信頼がやりがいに直結するという人が向いています。
一方で取り扱う金額は法人営業よりも小さくなることが一般的であり、一度の取引で大きな数字が動くことにやりがいを感じる、という人には向いていないかもしれません。
法人営業
法人営業は企業や団体組織などの法人を対象にした営業職です。取り扱う金額が大きく、自分の行動が自社の利益に直結するという実感も持ちやすいため、スケールの大きな仕事を成し遂げたいという人や、目標が高めのほうがモチベーションとなるタイプの人に向いています。
一方で成約や決済までのスピード感は遅くなるため、せっかちな人やすぐに結果を出したいという人には向いていない可能性があります。
営業職の手法の観点から見る向き・不向きの傾向

営業活動の手法も顧客や取り扱う商材によって異なります。営業職の手法から見る向き不向きの傾向を解説します。
新規営業
新規営業とは、今まで自社と関係を持ったことのない顧客をあらたに獲得するための営業手法です。直接訪問する飛び込み営業や電話をかけるテレアポ営業での新規顧客探しのほか、チラシ配りやイベントによる集客など、さまざまな手法で新規顧客と接点を持ちます。必然的に営業を断られることも多くなるため、メンタルが強く根気がある人、コツコツ努力できる人が向いています。
既存営業(ルート営業)
既存営業とは、すでに関係を構築している顧客に対する営業手法です。新規商品のおすすめをしたり、既存商品の不満や新しい課題はないかのヒアリングを行ったりして、フォローや提案を行います。顧客と継続的な関係を構築する必要があることから、コミュニケーション能力が高い人が向いています。
企画営業
企画営業とは、顧客の課題やニーズに対して企画や提案を行う営業手法です。顧客それぞれに対してカスタマイズした企画や提案が必要となるため、分析力や柔軟性、創造性がある人に向いています。
ソリューション営業
ソリューション営業とは、顧客の悩みや課題への解決策として自社の商材を提案する営業手法です。顧客との信頼関係を築きながら悩みや課題を発掘する必要があるため、コミュニケーション能力の高い人や分析力の高い人が向いています。
コンサルティング営業
コンサルティング営業とは、専門的な知識や技術を用いて顧客のビジネス戦略の立案や課題解決を行う営業手法です。専門知識や顧客の業界を理解する力が必要なことに加えて、顧客企業の状況を洞察できる力を持つ人が向いています。
「自分は営業職に向いていない」と感じる理由

「自分はそんなに営業職に向いていない」と感じる背景には、営業職そのものにストレス原因や負担の大きい要素がみられることも原因のひとつです。営業職においてストレスや負担を感じる要素や、営業職に向いていないと感じやすい原因について解説します。
▼営業職の離職率が高い理由や離職を防ぐ方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
営業職の離職率が高い理由とは?離職を防ぐ方法や業界別の特徴を解説
ノルマへの精神的なストレス
売上目標やノルマが厳しい場合、達成できないことへの焦りや周りからの重圧に耐えられず、営業の仕事そのものが辛くなってしまうことがあります。
顧客に冷たくされる、断られることのストレス
新規の顧客にまともな対応をしてもらえない、なんとか商談まで取り付けたのに最終的には断られるなど、営業職は顧客から拒絶されることも当たり前にある世界です。仕事上仕方ないと理解してはいても、顧客の冷たい対応から直接的にストレスを感じてしまうこともあります。
複雑な人間関係
営業職は社内外のさまざまな人と日常的に関わります。自分と波長が合わない人との付き合いなど、人間関係で我慢が重なることがストレスになる場合も多いでしょう。
結果がすべて
営業職は結果がすべてであり、過程は基本的に評価対象となりません。苦労して新規顧客を見つけたり、商談につなげたりしても、購入や成約に至らなければ評価されないことがほとんどであるため、努力が無駄と考えてしまう人もいるでしょう。
自社の商材に魅力を感じない
自社の製品やサービスに魅力を感じないと売り込みができず、仕事そのものにやりがいを得られないというケースもしばしばみられます。
肉体的な負担が大きい
1日の限られた時間の中で複数の顧客へのフォローや商談などをこなし、さまざまな顧客の元へ足を運ぶ必要もあります。肉体的な面での負担が大きいのも、営業職が疲れやストレスを溜めやすい仕事と言える理由のひとつです。
営業職に向いていないと感じた時の対処方法

営業職に向いていないかもしれない、辞めたいと思ったときにまずは試していただきたい、対処方法を以下に解説します。
営業職についての理解を深める
営業職そのものの仕事を理解していないと、自分は営業に適性があるのか判断できません。営業職の仕事内容や職種について、改めて知識を深めてみましょう。
営業職に向いていない人の特徴と自分を比較する
前述の営業職に向いていない人の性格や特徴と、自分自身を比較してみましょう。意外と該当しない場合もあります。
向いていない、辞めたいと思う理由を明確にする
営業職から離れたいと思う背景には、自分自身の性格以外にも人間関係や環境などが原因である場合もあります。まずは辞職を検討する原因を探り、改善できないか考えてみましょう。
営業職で身につけられるスキルやメリットを考えてみる
営業職は以下のようなスキルやメリットを得られる仕事でもあります。
・コミュニケーション能力
・分析力
・自己管理能力
・人脈を広げられる
・ストレス耐性が身につく など
営業職で身につけたものはのちの転職やキャリア形成にも役立ちます。仕事を続けるモチベーションになるかもしれないので、具体的なスキルやメリットを考えてみましょう。
具体的なキャリアプランを描いておく
今の企業で異動を検討するか、同じ営業職に転職するか、他の職種へ転職するかを検討するために、具体的なキャリアプランを考えておきましょう。
スキルを身につける
営業職としてのスキルアップは、営業職として成功することにつながるのはもちろん、転職を有利に進めるうえでも有効です。トレーニングを行う、トークスクリプトを作成するなど営業活動に役立つスキルを身につけましょう。
身だしなみを整える
身だしなみが整っていないと、第一印象が悪かったり、顧客に信頼されなかったりといったデメリットが発生します。服装や髪型などを見直して、清潔感のある見た目に整えましょう。
上司や相談窓口に相談する
人間関係やノルマなどで悩んでいるときには、上司や相談窓口に相談することで改善されることがあります。
成果を上げている先輩のやり方を取り入れてみる
営業部門内で成績の良い先輩がいれば、やり方や手法を聞いて取り入れてみるのもおすすめです。この場合でも、ただやり方だけを表面的に真似るのではなく、どういった考えや方法論にもとづいているのかまでを取り入れると良いでしょう。
自分の苦手なことや弱点を明確にし克服する
営業活動で何を改善すべきか分からないときには、自己分析をしてみましょう。自分の苦手なことや弱点を明確にすれば、改善点が把握できます。
自分の得意なことや強みを明確にして伸ばす
自己分析は弱みだけでなく得意なことや強みの発見にもつながります。自分の良いところを積極的に伸ばすようにすれば、営業職としてのスキルアップに役立つでしょう。
異動届を出す
人間関係や会社の事業内容などには問題を感じておらず、このまま同じ会社で仕事を続けたい、と思っているときには、営業部門以外への異動届を出す方法もあります。
転職を検討する
どうしても仕事が辛くて辞めたいときには、自分の心や身体を守るためにステージを変える、という選択も決して甘えではありません。転職を検討する方法もあります。
営業職経験者が転職を検討する場合のキャリアや選択肢

転職を検討する場合に選択肢となるキャリアや選択肢を解説します。
現在と違う企業の同じ職種
仕事自体はやりがいがあり、営業という役割にも愛着があるのに人間関係や職場環境などが原因で向いていない、辞めたいと思っているときには、現在と同じ営業職で違う企業への転職を検討するのがおすすめです。
他業種や他の商材を扱う営業職
営業職であるものの、他業種や他の商材を取り扱う営業職へキャリアチェンジする方法です。営業職としての実績や経験を活かして活躍できますが、業種や商材についてのあらたな知識・理解が求められます。
営業職以外の職種
営業職からの転職で向いている職種の例として、以下が挙げられます。
・事務職
・製造業
・ITエンジニア
・介護職
・販売職
・コールセンター
コミュニケーション能力の面で営業職への苦手意識を感じる人は、事務職や製造業といったように、比較的黙々と作業を行う傾向にある仕事が良いでしょう。IT系の商材を取り扱っていたのであれば、ITエンジニアへの転職も選択肢のひとつです。
営業職で培ったコミュニケーション能力や顧客管理能力を活かしたいなら、介護職や販売職、コールセンターなどのキャリアも検討できます。
営業職としてのキャリア形成や転職を成功させる方法

営業職としてのキャリア形成や転職を成功させるためのポイントを解説します。
営業職を続けるか別職業に転職するかを検討する
まずは適切な転職活動につなげるために、営業職を続けるか、別の職業へ転職するかを検討しましょう。
別職種への転職は営業職のスキルが活かせるものを検討する
別職種へ転職する場合、営業職で培ったスキルが活かせるものを選べば今までの経験や実績が活かせます。
企業のトレーニングや研修制度についてしっかりチェックしておく
トレーニングや研修制度といったようにフォロー体制が整っている企業へ転職することで、自分の苦手なことを克服したり、新しいスキルを身につけたりといったことが期待できます。
プロのエージェントを利用する
自分に向いている営業職や売り込みたい商材を取り扱う企業への転職を検討するなら、営業職に特化したプロの転職エージェントを利用することで、有利かつ納得の転職へとつなげられます。
9Eキャリアは営業職に特化した転職エージェントサービスです。伴走型だからこその高い書類通過率・面接通過率を誇ります。求職者ファーストの支援を心がけ、未経験者や若年層の営業職転職や、難関・人気営業職へのキャリアアップ転職にも強みがあります。
営業職の向き・不向きや転職に関連するよくある質問と回答

自分が営業職に向いているか不安で、転職しようか検討しているという人が抱えがちな悩みをよくある質問と回答形式で紹介します。
営業職を辞めるのは甘えではない?
他業種、他職種への転職は自分の得手不得手を再定義する良い機会です。退職は甘えではありません。
営業職に男女の性差はある?
性差による営業職の向き不向きはほとんどないと言えます。女性の方が男性よりもライフステージの変化の影響を受けやすい傾向にありますが、それは営業職以外にも当てはまります。
前職の転職理由は正直に伝えて良い?
転職理由はできるだけポジティブに言い換えましょう。転職エージェントに相談すれば、志望動機や転職理由、面接対策などのアプローチについてアドバイスも受けられます。
営業職に向いていないと感じたら別の道を探すのもおすすめ
営業職に向いていない人の性格や特徴、向いていないと考えたときの対処方法などについてまとめて解説しました。
現在の職場や業務内容が自分に不向きだと感じたら、異動や転職も選択肢となります。やりがいのある仕事や職場環境をぜひ実現しましょう。
9Eキャリアで後悔のない営業職転職を
9Eキャリアは、営業職への転職に特化した転職エージェントです。営業未経験者にも対応しており、キャリアの棚卸しから書類添削、面接対策、検索では見つからない非公開求人の紹介まで一貫して無料で支援しています。
また、営業職への転職に特化した”求職者のことを1番に考える”伴走型転職エージェントです。
①“特化型”だからできる、他では出会えない厳選求人
②企業の裏側まで熟知したエージェントによる支援
③書類も面接も通過率が上がる、伴走型の転職支援
という特徴があります。
営業職で年収を高めていきたい方はぜひ以下ボタンから会員登録いただき、面談のご予約をお願いいたします。
この記事の監修者
荒川 翔貴
学生時代に100名規模の営業団体を設立後、大手メーカーで新人賞、売上4,000%増を達成。その後人材業界に転身し、ベンチャー企業にて求職者・企業双方を支援。プレイヤーとして社内売上ギネスを塗り替えながら、3年で事業部長に昇進し組織マネジメントも経験する。
現在は株式会社9Eのキャリアアドバイザーチームリーダーとして、入社半年で再び社内ギネスを更新するなど、常に成果を追求し続けている。(▶︎詳しく見る)

