【2025年完全版・全36種】営業職の稼ぎやすさをランキング形式で徹底解説!

営業職を目指す理由として、成果を上げて稼いでいきたいためという点を挙げる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、各営業職がどれくらい稼ぎやすいのかをランキング形式で解説していきます。営業職への転職に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
 
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なぜ営業職は稼げる?高収入が期待できる3つの理由

ランキングをご紹介する前に、そもそも「稼げる営業職」にはどのような共通点があるのでしょうか。高収入が期待できる営業職には、主に3つの理由があります。このポイントを理解することで、この後のランキングの内容がより深く理解でき、ご自身の転職活動の軸も明確になります。

扱う商材の「単価」と「利益率」が高い

M&A仲介や不動産、金融商品のように、1件あたりの取引額が大きく、会社にもたらす利益が大きい商材を扱う営業は、その分、営業担当者への報酬(インセンティブ)も高くなる傾向にあります。自分の働きが会社の利益に直結しやすいほど、高い年収を期待できると言えるでしょう。

成果が給与に直結する「インセンティブ制度」が明確

稼げる営業職の多くは、固定給に加えて、個人の成果に応じて報酬が支払われる「インセンティブ制度(歩合制)」を導入しています。インセンティブの割合が高い企業ほど、自分の頑張りがダイレクトに給与に反映されるため、年齢や社歴に関わらず、成果次第で高収入を実現することが可能です。

市場そのものが拡大しており需要が高い

IT/SaaS業界のように、市場自体が右肩上がりに成長している分野では、企業の製品やサービスへの投資意欲も旺盛です。そのため、営業活動がしやすく、成果を上げやすい環境が整っています。成長市場に身を置くことで、より多くのチャンスを掴み、収入アップに繋げることができます。

職業別の目次

  1. 営業職の稼ぎやすさランキング
    1. Sランク(短期に数千万円の年収を目指せる)
    2. Aランク(短期に年収1,000万円以上を目指せる)
    3. Bランク(中期的に年収を高めていける)
    4. Cランク(やや年収が上がり辛い傾向にある)
    5. Dランク(年収が上がり辛い傾向にある)
  2. 9Eキャリアで後悔のない営業職転職を

営業職の稼ぎやすさランキング

お金の並んでいる画像
それでは営業職の稼ぎやすさランキングを発表していきます。

なお、本記事では就業後すぐにどれだけの稼ぎを期待できるか、という短期的な稼ぎやすさでランキングを決めています。また、あくまで一般的な傾向であり個別具体の会社によって状況は異なる点ご留意ください。

Sランク(短期に数千万円の年収を目指せる)

M&A仲介営業

案件が成立した時の成功報酬型が多く、1件あたりの単価が高いので、大きな案件を成立させると高額な報酬が得られます。
ただし、専門知識が必要なので成果を出すには一定学習が必要であり、案件が成立するまでのリードタイムが長い(数カ月~年単位)ことから粘り強さも必要になっています。
また、企業の売り手と買い手それぞれ担当を分けるケースも多く、以下の特徴があります。

▽売り手
一回で大きな報酬を狙う「ハイリスク・ハイリターン型」
手数料率が高いので1件の成功報酬が大きいが、案件獲得の難易度が高いので成約率は低いです。
継続案件が少ないので毎回新規開拓が必要になります。

▽買い手
継続的に収益を上げられる「ミドルリスク・ミドルリターン型」
手数料率は低いが案件の規模が大きくなりやすい傾向にあります。
案件を探している企業が多いので営業難易度は比較的低く、リピート案件が多いため安定的に案件をこなすことができます。

Aランク(短期に年収1,000万円以上を目指せる)

キャリアアドバイザー

インセンティブ設計がしっかりある企業を選べば1年目から年収アップが期待でき、1年目から1000万円以上の年収を目指せる環境が多くあります。
また、ハイクラス層に特化した人材紹介会社など単価の高い領域では数千万円の年収を目指していくことも可能です。

キャリアアドバイザーについて詳細や求人を知りたい方はこちら

ITセールス(即決系)

インセンティブを設けている企業が多く、インセンティブの割合が大きい会社は案件獲得数・売上が直接給与に反映され、年収1,000万円以上を目指していくことが可能です。

インフルエンサーマーケティング営業

成果報酬型が多く、成功すれば大幅に収入アップ。ただし、SNSの流行やインフルエンサーとの関係構築に依存するため、収入が不安定になりがちな面も。

カウンターセールス(自動車)

車両販売の成約ごとに歩合がつき、成約時の単価も高いため高収入が期待できます。

買い取り営業

買取額や成約件数に応じて歩合給がつきます。
また、顧客は売却を希望しているケースが多いため、成約に至りやすい特徴があります。
一方で 顧客との価格交渉が難しく、クレームにつながることもあるため交渉力は必要になります。
※相見積もりを取って売却することも多いため

▽インセンティブ比率
ブランド品・貴金属⇒利益の10%~25%がインセンティブになることが多い。
中古車買取⇒買取額の3%~10%がインセンティブになるケースが一般的。
古本・ゲーム・ホビー用品⇒買取額の5%~15%や、固定額インセンティブ1件あたり1,000円~5,000円が一般的。

不動産営業(土地活用や投資など)

・投資用マンション
1件成約につきインセンティブ20万~40万円が相場。高いところだと 1件60~100万円のインセンがつくこともあります。
会社によっては、契約金額の〇%(例:0.5~1.5%)で計算されるケースもあります。
・土地活用
提案金額の1~3%がインセンティブになることが多いです。(例:建築費1億円 × 1.5%=150万円のインセン)
一部の大手(大東建託、積水ハウス、旭化成など)だと、契約金額×歩合率+ボーナスの形で、月100万超えも現実的です。

保険営業(ライフプランナー・FP型)

プルデンシャル生命、ソニー生命、ジブラルタ生命などが具体的な企業例として挙げられ、想定年収としては600万〜1,200万円以上、トップ層は数千万円の年収に至ることも。

法人向け保険営業

中小企業の経営者、役員などが対象顧客となり、1,000万円の年収を目指していくことが可能です(トップ層は2,000万円以上の年収に至ることも。)

証券営業

自分の営業成績次第で、短期間で大幅に年収アップが可能であり、年収1,000万円以上を目指していくことが可能です。

Bランク(中期的に年収を高めていける)

ITセールス

給与形態に年功序列ではなく成果主義を取り入れていることがほとんどなので、定量で実勢を出す+定性評価も高ければどんどん昇給・昇格していくことができます。
ただし、インセンティブを設けている企業は少ないため短期的に大きく稼ぐことは難しいです。

インサイドセールス

フィールドセールス

カスタマーサクセス

インサイドセールス/フィールドセールス/カスタマーサクセスと分業制の営業職を導入している企業が多いSaaS業界は、給与形態に年功序列ではなく成果主義を取り入れていることが多く、実績を出すことでどんどん昇給・昇格していくことができます。
ただし、インセンティブを設けている企業は少ないため短期的に大きく稼ぐことは難しいです。

インサイドセールスについて詳細や求人を知りたい方はこちら

フィールドセールスについて詳細や求人を知りたい方はこちら

カスタマーサクセスについて詳細や求人を知りたい方はこちら

不動産営業(売買仲介・新築販売)

▽オフィス仲介
インセンティブはつくことが多いものの、年収帯としては数百万円のイメージとなってくるでしょう。

▽用地仕入れ
インセンティブはあるものの、少しリードタイムが長く、オフィス仲介同様年収帯としては数百万円のイメージとなってくるでしょう。
また、専門的な資格を取得すると資格手当1万~4万/月が付与されるなども期待できます。

代理店営業(無形)

インセンティブはあまり高くないものの、安定して年収を稼ぐことができます。

Web広告営業(Google広告、SNS広告(Instagram、Facebook、Xなど))

Web広告は市場が拡大中であり扱う金額も大きいことからクライアントの広告費が大きくなることで収入アップをしていけます。
専門知識を必要とそ、ベース給料高めです。Bランクの中でも頭一つ抜けた高年収の部類といえます。

Web広告営業(求人広告営業)

インセンティブがある会社も多いものの、Aランクほど稼げるわけではないことが多いです。
企業間の競争も激しいことから利益率もそこまで高くないことから年収への還元率はあまり大きな期待はできないでしょう。

人材営業(RA)

平均年収レンジは400万~600万円程度であり、一部インセンティブ割合の高い企業であれば短期的にも1,000万円以上の年収を目指すことが可能です。

コンサル営業(マーケティングコンサルティング)

350-400万円のベース年収+インセンティブ制度の設計ありというケースが多いようです。
ただし、実績に応じて700-800万円など収入をあげている環境もあります。

コンサル営業(IT/DXコンサルティング/コンサルマッチングサービス)

450~650万円の年収がボリュームゾーンであり、コンサルタントやプロデューサーに昇進をすると年収がアップしていきます。
Bランクの中でも頭一つ抜けた高年収の部類といえます。

カウンターセールス(美容・金融)

美容業界では高単価のコースやオプション販売でインセンティブがあり、年収を高めていくことが可能です。
金融業界では契約数・内容次第で歩合が大きく変動し、年収を高めていくことが可能です。

保険営業(代理店営業(乗合代理店))

保険ショップや独立系代理店に代表され、想定年収は400万〜800万円前後となります。
また、トップ層は1,000万以上の年収を得ることも可能です。

保険営業(団体保険営業(企業・団体向けの集団契約))

日本生命、第一生命、明治安田生命などの大手生保の団体担当部署、教職員・公務員団体などへの保険導入を担う専門機関(全労済)であり、
想定年収としては400万〜700万円前後となります。
役職や成果に応じて1,000万円以上を目指していくことも可能です。

Cランク(やや年収が上がり辛い傾向にある)

営業代行

営業代行先の顧客があげる利益の中からアウトソーシング費用をいただき、さらにその一部が給与として支払われるという構造から年収は高めにくい傾向にあります。

代理店営業(有形)

300万~500万がボリュームゾーン。
大手企業等であれば在籍年数と共に徐々に上がっていく(6~700万程度)ものの、昇給スピードは遅い傾向にあります。

派遣営業

未経験の年収レンジは300~400万円であることが多く、人材業界の他ポジション(CAや求人広告など)と比べると稼ぎにくいいなります。
ただしインセンティブありの企業では、大型案件(大量のオーダー開拓に成功)の受注に至った場合などは短期で収入を高められる可能性があります。
なお、設立が古い企業であるほど年功序列型の可能性が高く、ポストが埋まっている場合も多いです。

SES営業

インセンティブを設けている会社はあるものの、その額は少額であることが多く、基本的には昇給で収入を上げていくことになります。
ただし、昇給はあるものの、技術者の価格競争が激しいことから一般的に利益率は高くなく高い年収を得ることが難しいかもしれません。

メディア営業

年功序列の傾向が強い。また、業界全体の成長は鈍化していることから長期的な収入アップの余地は少なめといえます。

コンサル営業(採用コンサルティング)

年収300~500万円前後が多く、マーケティングコンサルと比べると天井が低い印象です。

人材コーディネーター

未経験の場合は300万~400万円であることが多いです。
また、インセンティブ制度がないことが多く、他の人材系の職種に比べると収入を上げて言うことが難しいでしょう。

保険営業(訪問型保険営業(外回り型))

日本生命、第一生命、明治安田生命などに代表されます。
想定年収としては300万〜600万円前後となります。

Dランク(年収が上がり辛い傾向にある)

メーカー営業

年功序列な企業が多く、上のポジションが詰まってしまっていることが多い傾向があります。定性評価の部分も大きく、人によって営業成績の差が出にくいため年収を上げるということへのハードルは高い傾向にあります。

卸売り営業(専門商社)

年収300万〜500万がボリュームゾーンであり、インセンティブもないことが多いため短期的に見た際に稼ぎやすいとは言えないでしょう。
ただし、1件の取引額が大きい商材(機械・部品・医療機器など)を取り扱っている場合年収帯が高まる可能性があります。

カウンターセールス(自動車・美容・金融除く)

通信業界、旅行業界、ブライダル業界などがありますがインセンティブの額も小さく稼ぎ辛いといえます。

テレフォンアポインター

250~300万円のスタートが一般的であり、アポイント獲得数でインセンティブを支給する会社も一部あるものの一般的にはSVなどに役職を上げ昇給を目指していきます

稼げる営業職へ転職するための3つのポイント

稼げる営業職へ転職するための3つのポイント
ランキングを見て、挑戦したい営業職のイメージが湧いた方もいるかもしれません。しかし、同じ職種でも企業によって環境は大きく異なります。稼げる営業職への転職を成功させるために、以下の3つのポイントを必ず押さえましょう。

給与体系と評価制度を確認する

求人票を見る際は、月給や想定年収だけでなく、「インセンティブの割合はどのくらいか」「インセンティブに上限はあるか」「どのような評価基準で昇給・昇格が決まるのか」といった給与体系と評価制度を詳しく確認しましょう。企業の報酬に対する考え方が分かり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
 
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成長市場・成長企業を選ぶ

個人のスキルや努力はもちろん重要ですが、どの市場・企業で働くかは年収に大きく影響します。業界の将来性や、転職候補先の企業の近年の業績推移などをリサーチし、今後も成長が見込める環境に身を置くことが、長期的な収入アップの鍵となります。

求められるスキルを身につける

高収入を得るトップ営業には、共通するスキルがあります。それは、顧客の表面的なニーズだけでなく、潜在的な課題まで引き出して解決策を提案する「課題発見・解決能力」や、信頼関係を築くための「高度なコミュニケーション能力」、そして目標達成に向けて自律的に行動する「自己管理能力」です。これらのスキルを意識して磨くことで、市場価値の高い営業パーソンになることができます。
 
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稼げる営業に関するよくある質問

稼げる営業に関するよくある質問
最後に、稼げる営業職への転職に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 未経験からでも稼げる営業職はありますか?

はい、あります。本記事のSランクやAランクでご紹介した不動産、保険、ITセールスなどの業界は、成果主義の風土が強く、未経験者向けの研修制度が充実している企業も多く存在します。ただし、どの職種でも成果を出すためには、入社後に専門知識などを継続的に学び続ける意欲が不可欠です。
 
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Q. 「きついけど稼げる」と言われる営業職は何ですか?

一般的に、M&A仲介、投資用不動産、証券営業などは、高い成果が求められる分、報酬も青天井になりやすいと言われています。大きなプレッシャーの中で高い目標を追い続ける精神的なタフさが求められますが、その分、大きなリターンが期待できる職種です。

Q. 営業職全体の平均年収はどのくらいですか?

各社の調査によると、営業職全体の平均年収は約470万円前後です。しかし、これはあくまで平均値であり、インセンティブ制度が充実している業界や企業では、成果次第で20代のうちから年収1,000万円以上を目指すことも十分に可能です。

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この記事の監修者

荒川 翔貴

学生時代に100名規模の営業団体を設立後、大手メーカーで新人賞、売上4,000%増を達成。その後人材業界に転身し、ベンチャー企業にて求職者・企業双方を支援。プレイヤーとして社内売上ギネスを塗り替えながら、3年で事業部長に昇進し組織マネジメントも経験する。

 

現在は株式会社9Eのキャリアアドバイザーチームリーダーとして、入社半年で再び社内ギネスを更新するなど、常に成果を追求し続けている。▶︎詳しく見る

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